Spark Inspectorを導入してみた
Spark Inspectorとは
iOSアプリ用のデバッグツール。 ビューの階層構造の解析や通知センター(NSNotificationCenter)を監視することができる。
導入
1.ダウンロード 下記サイトからアプリのdmgをダウンロード。
http://www.sparkinspector.com
dmgファイルをマウントして、アプリケーションをインストール
2.Spark Inspectorアプリを起動して"Window > Framework Setup Assistant"を選択
3.Select Xcode Projectボタンを押下して、Spark Inspectorを組み込みたいプロジェクトを選択する
ここで自動的に必要なフレームワークやライブラリをインポートしてくれる。これはかなり便利です。
4.SparkInspector FrameWorkをプロジェクトへインポート
プレームワークの場所は、"Spark Inspector > Reveal Framework in Finder"を選択するとわかる。
5.appdelegateにSpark Inspectorを有効にするコードを記載する。
#if TARGET_IPHONE_SIMULATOR #import <SparkInspector/SparkInspector.h> #endif
- (BOOL)application:(UIApplication *)application didFinishLaunchingWithOptions:(NSDictionary *)launchOptions { // Enable the Spark Inspector #if TARGET_IPHONE_SIMULATOR [SparkInspector enableObservation]; #endif // Existing code... }
6.Xcodeからプロジェクトを起動 Productメニューを開くと"Inspect with Spark"というメニューができているので、これを実行。
※上記手順を行っても正しく起動できない場合は、下記ポイントをチェック
- Xcodeプロジェクトに下記のライブラリがインポートされているか
- QuartzCore.framework - libz.dylib
- .Build Settingsの「Other Linker Flags」へ下記のフラグが追加されているか
- -ObjC - -framework SparkInspector
<気になる点/注意点>
・誤ってバイナリにSparkInspectorをリンクしてしまうと、Appleにリジェクトを喰らってしまう可能性があるらしい
・自動でインポートできる点は、かなり便利だがXcodeプロジェクトの状態によっては、上手くセッテイングできず中途半端になることがある